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三澤賞 / 辰野賞>
手触りの鉛筆
木下 快
Kishita Kai
表面のテクスチャーが、芯の硬さと対応している鉛筆です。手に取ると、感触から書き心地を無意識に想像してしまう。そんな触り心地を起点に、道具と体の関係を直感的なものへと変化させるプロダクトです。視覚的な記号でもなく、デジタルで発する信号でも無い、触覚だけで伝える「しるし」の提案です。
「鉛筆に触れた瞬間、今から書こうとしているのものへの意識が動く感じがして気持ち良かったです。真っ黒な見た目で手触り以外の情報がない鉛筆ですが、それでも触覚を通じて伝達されるものが豊富にある。そういう人間の感覚の敏感さに気づかせてくれる点にもぐっときました」(三澤)
「デジタルが台頭する時代に、手触りというリアルなものが携える特徴に着目している点に惹かれました。書き心地と鉛筆の手触りがリンクしているという身体的な心地よさは、スクリーン越しにものごとと接する機会が多くなっている現代において、改めて見直していい価値だと思います」(辰野)