――今回、岡崎智弘さんがゲスト審査員として参加されますが、岡崎さん自身や作品の印象を教えてください。
去年、亀倉雄策賞の準備で岡崎さんと関わりました。途中経過を見せてもらったり、一緒に新潟の展示に行ったりするなかで持った印象は「迷わない人」です。提案を共有するときのポジティブなパワーがすごく強くて、みんなに輪を広げていくというか、それに乗っかると素敵な世界が見えるようなイメージでしょうか。一人で黙々と作っている印象が強かったのですが、会ってみると周りを巻き込んでいくパワフルな人だと感じます。「これ良いでしょう」って目を輝かしながら何かを見つけてきて、それを人に共有する言葉や伝え方を持っていらっしゃいます。