これとあれ、こことあそこ、わたしとあなた。 なにかとなにかがつながるとき、だれも想像しなかった新しい世界が見えるかもしれません。 今回のテーマは「つながるしるし」です。これまでにない「つながり」 を生むしるしとはなんでしょうか。 人々が使うなかでつながり、ときに連なり、あるいは交差したり、共鳴したりしながら、広がりを持つような提案をお待ちしています。
中村 勇吾
インターフェースデザイナー
自分の中でなにかとなにかが新しくつながった、その瞬間の思いを人は「うつくしい」「おもしろい」などと呼んでいるのではないでしょうか。「つながる」にはそれほど普遍的な意味が含まれているように思います。あなたのデザインを経験する人の中で、まったく新しいつながりが、つまり感動が生まれるような作品を期待しています。
原 研哉
グラフィックデザイナー
「分かれてつながる、離れてあつまる」というテーマで、家の展覧会を企画したことがある。今やお祖父さんお祖母さんと一緒に暮らす直系家族は激減し、世帯の中心は核家族ですらなくなり、ひとり暮らしが主流となった。一方で、新たなメディアがネットを介して人と人の新しいつながりを生み出し始めている。分断されきった個(Individual)を再びつなげていくのは、どんな着想であり、どんなデザインだろうか。
深澤 直人
プロダクトデザイナー
つながりがあふれる世の中で、私たちは本当のつながりをどれだけ感じているでしょうか。本当のつながりとは何か─ その問いに向き合いながら、「しるし」の可能性を探ってみてください。今回のテーマでは、単に「しるす」だけでなく、「つながる」という感覚を大切にした提案を求めています。身の回りの関係性を見つめ直し、つながるということの感覚を手繰り寄せて欲しいと思います。
三澤 遥
デザイナー
どこで、なにを、どうつなぐ?しりとりのような単純なつながりもあれば、一見ばらばらに点在していても別の視点からは一直線に並んで見えるようなつながりもあります。肉眼で見えないくらい小さなものと地球大のもの。未来と太古。油と水のように混じり合わない関係。遥か遠くにあるものや無縁そうに見えるものの間にこそ、まだ誰もかたちにしたことのないつながりが眠っているかもしれません。
大西 麻貴
建築家
何かと何かがつながるとは、両者の間に関係を見出すことだと思います。何かと何か、とは、あなたと私、のこともあるし、モノ同士のことも、私たちとそれを取り巻く環境とを指すこともあるでしょう。 また、同じ時間と空間のなかで生まれる関係も、それらを越えていく関係もあるでしょう。私たちを取り巻くたくさんの「何か」から新 たな関係を見出し、それに気がつかせてくれる「つながるしるし」を期待します。
舟橋 正剛
一般社団法人未来ものづくり振興会 代表理事
シヤチハタ株式会社 代表取締役社長
歴史の中で受け継ぎ守ってきたものがあります。伝統とは革新の積み重ねと言われますが、それは未来に向け、過去と現在がつながりながら生み出してきたしるしではないでしょうか。つながることによって何か新しいことが始まる。つながるしるしは、もののデザインにとどまらず、仕組みのデザイン、情報のデザインであってもいい。まだ見ぬしるしとつながれることを期待します。
エントリー番号
作品名
一般名称
コンセプト
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応募には必ず必要です。
複数応募される場合は、応募毎にエントリー番号を取得してください。
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はい、可能です。
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A. 審査結果は2025年7月中旬(予定)までにメールで通知をさせていただきます。
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