制約があるから自由につくれる

このコンペは「しるし」という、すごくミニマムで簡潔なテーマが設定されていますが、個人的には制約があるからこそ、その枠組を広げながら自由に作れそうだなと思います。第14回のテーマが「『 』を表すしるし」と「表す」だったのに対し、今回は「感じる」になっています。感じるというのはとても不確かで、おぼろげです。私はこういう抽象的なテーマ設定がすごく好きですし、今までとは違う質のものが出てきそうな予感がします。表すだと、的確に物事を伝えなければならない印象がありますが、感じるだと幅が広くて、断定しなくてもよいから、不思議な立ち上がりのものができそうだなと思いました。いろいろ考えやすそうです。

ハンコじゃないしるしの価値とは?

今回のテーマは「こころを感じるしるし」ですが、今までよりも大きな観点からこのコンペに取り組みたいと思いました。目で見たり、耳で聞いたり、あるいは手で触ったり、鼻や口から感じたりするものまで、幅広い「しるし」がどのように人間の心を動かしていくのかに興味があります。

表情の印影で心を表し、気持ちを伝える電子印鑑「My Face Stamp」でグランプリを受賞した姫野剛さんに、アイデアの源やこだわりなど制作の背景についてうかがいました。

付箋感覚で気軽に名前を印せる「はる、しるし」で準グランプリを受賞した富岡啓祐さんに、アイデアの源やこだわりなど制作の背景についてうかがいました。

ずっしりとした重量感が押印という行為の重要性を感性に訴える「重さを示す印鑑」で、準グランプリを受賞した大沢拓也さんと須藤哲さんに、アイデアの源やこだわりなど制作の背景についてうかがいました。